宮古吹奏楽団は、昭和38年に創立した岩手県下で初めての社会人管弦楽団「宮古市民管弦楽団」を母体としていますが、昭和63年に吹奏楽部門とビッグバンド部門に再編成されて現在に至っております。

名称は、吹奏楽部門が「宮古吹奏楽団」、ビッグバンド部門は「フォローウインズ」という名称で、発足以来、着実な歩みを続けてきています。社会人バンドは、学生、主婦、サラリーマン、そして自営業など、様々な年齢、職種の方々によって構成されています。

そのため、全員が一堂に会する機会は年に一度あるかどうかというのが実態です。その様な中、仲間達がブラスの美しい響きに魅せられて懸命に練習に取り組んでいる姿には心を打たれるものがあります。

宮古吹奏楽団には、週2回の練習日にもなかなか参加できない仲間もいます。何とか都合をつけて参加しようと練習終了間際に駆けつけて来る仲間もいます。そんな仲間をみるにつけ、私はお互いにそれぞれの立場を認め合って協力していくことが社会人バンドとして必要不可欠なことなのだ、という信念のようなものを持つようになりました。分厚い響き、心を揺さぶられるハーモニーとリズム、ブラスのサウンドって素晴らしいですよね。この響きを体験できる私は本当に幸せだな、といつも思っています。仲間達もきっと同じ思いを持っているのではないでしょうか。

それから、私共宮古吹奏楽団にとって、それぞれの地域で活躍なさっておられる社会人バンドの皆さんとの交流は欠かせないものです。今回、ホームページの開設を機会に、吹奏楽をこよなく愛する皆さんと、より一層の交流が図れることを期待したいと思っております。どうか、よろしくお願いいたします。                      

2006年2月9日   宮古吹奏楽団団長 小野寺文雄

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